両関ブログ     
両関ブログ     
   

2021年11月



12月催事予定
2021年11月29日

今年も残すところ1ヶ月となりましたね。

ついに秋田・湯沢市にも冬の気配が・・・
先週、近くの山には雪が積もりました。

雪国にとっては長い冬です
気合いを入れて乗り切るぞーーー




両関12月催事のお知らせです


12月2日(木)〜8日(水)
東京 東武百貨店池袋店


12月15日(水)〜21日(火)
愛知 名古屋三越栄店 地下酒売場

12月15日(水)〜29日(水)
埼玉 丸広百貨店 川越店



クリスマスプレゼントに
年末年始の進物のお品に
 ぜひ、両関を








「麹造り」
2021年11月25日

IMG_20211101_101834_546

















この作業は「麹造り」

「麹室(こうじむろ)」と呼ばれる部屋で行います。
 
酒づくりは「一に麹、二に酛、三に造り」といわれ、

「麹造り」は最も重要な工程といわれています。




どんな麹を造るかで日本酒の仕上がりが変わる
といわれるほど
 
どれだけ機械化になっても、この作業だけは手造りで行うという蔵元も少なくありません。


蒸米に麹菌を繁殖させた麹の中には酵素がつくられ、
米のでんぷんを分解して糖を作り、
その糖分を酵母が食べることでアルコールが発生します

蒸米を広げて麹菌が米粒の表面から中心部にかけて繁殖していきます。
つまり、カビを繁殖させる作業なので
高温の環境(約35度以上を保った状態)で行わなければなりません

極寒の冬季に行われるお酒造りの中で
唯一暑い場所での作業になります

麹菌は約48時間かけて増殖させていき、
完成した蒸米はのような香りがしてきます。
・・・想像するだけでおなかいっぱい(くんくん


蒸米を広げる作業をしながらも
米粒を見たり、固さを確認したりしながら

「うん、いいねぇ!」

と蔵人さんから声が。



職人の ” 感覚 ” なんでしょうね

機械ではできない作業。

” 古き良き ” という感じがします。









「上槽」がはじまりました
2021年11月15日


本日、蔵の入口前に新しい「杉玉」を飾りました。


IMG_8438

























IMG_8439




















格子の扉を背景に飾られた両関の杉玉
なんだか風情あります。
(ここで1杯イケそう。






杉玉とは元々「良いお酒ができるように」
と飾られた願掛けの玉といわれています。


今日新しく飾られた杉玉は「緑色」をしていますが、
季節が過ぎると緑が薄くなり、やがて枯れて「茶色」に変化していきます。

杉玉の色の変化には旬な日本酒を知らせる意味があるのです


緑色の杉玉が飾られると、新酒ができたという合図といわれ、
枯れた茶色は、酒が熟成してひやおろしの季節といわれています。


季節の移り変わりと共に変化していく杉玉の色で、
日本酒の熟成度合いも変化していくということです



そう!!つまり、本日!!
今年最初の「上槽」作業が行われております。

IMG_8442


















IMG_8443




















ふわぁぁぁぁ〜あ!!!

いぃ〜〜〜〜〜香り!!!



はえぐのみでぇ〜〜






今年の両関新酒「初しぼり」
ご予約済みのお客様


発売まで楽しみにお待ちくださいませ
(今年の初しぼりのご予約は終了しております








新季節ラベル発売しています!!
2021年11月08日
お知らせが遅くなってしまいましたが
11月より新季節ラベル「紅葉」が
発売になっております
秋田の紅葉の景色は本当に素晴らしく
コロナが終息したら是非とも
色んな方々に見に来てほしいです
それまで新発売の「紅葉」ラベルで
両関の純米酒を楽しんで下さい

ご購入はこちらから


季節ラベル純米酒720ml(11-12)




     純米酒季節ラベル(紅葉) 720ml

        1,650円(税込)


   






「JUNMAI AKITA CRAFTSMANSHIP」
2021年11月04日


「JUNMAI AKITA CRAFTSMANSHIP」

item_ph
















       


秋田県内27蔵参加。
秋田の食と酒のマリアージュ




秋田県内各蔵元の杜氏や蔵人がラベルに描かれた
各蔵のこだわりを込めた日本酒をラインナップ

お酒に合う魅力あふれる秋田の発酵食品
いぶりがっこ、味噌、納豆など、
日本酒と相性のいい県産の発酵食品をセットにして発売


FC9CS0JaUAAT8e-



















※商品の一例です



商品によっては蔵元のミニチュア瓶のキーホルダーがついてきます

 


ご予約は11月末まで。

1銘柄当たり504本をご用意しておりますが、
売り切れ次第終了となります

蔵元からの販売はございませんのでご了承ください。


詳細・ご購入はこちらからどうぞ
https://craftsmanship.akita-zurali.jp/






ん〜〜いい匂い♪
2021年11月01日




この日は朝から仕込み作業盛り沢山だよーーー!!
色んな作業をイッキ見できるよ!

と蔵から情報をいただきまして、
今日は朝から仕込み蔵にいってきました

4種類の米を蒸していて、
酒母麹、留麹、酒母掛、中掛、留掛・・・と
とにかく、いろいろな種類のお酒を仕込んでおりました



私が着いたときには、既に蒸米のいぃ〜匂いが。

IMG_8317






















ん〜!朝ごはん食べたのにお腹すいた!


IMG_8313
















せっせと洗米作業する若い衆がいて、

蒸しあげた酒米を順に下ろす蔵人がいて、

その米の具合をみて、運び出す蔵人がいて、

室では40℃前後という環境の中、作業をする蔵人がいて、

酒母室ではせっせと櫂を入れる蔵人が・・・


とにかく見事な連携プレイなのです

しっかり蔵人同士が意思疎通できていました。


一人ひとり、1分1秒ムダにせず、時間勝負!

でも一つひとつの作業に ”まごころ” があるといいますか

タンクに布かけて「美味しくなれよ〜!」と言うあたりとか。



IMG_8315














え?あなた達、さっき温度の高い室で作業してたじゃない!
今度は酒母室で冷やされて・・・
風邪っこひぐなよぉ〜
(と絶賛風邪引きおばちゃんの心の声。)


にしても、何?このフルーティーな香り?
今からこんないい香りしちゃうの!?

美味しくないワケないじゃん!!
(完全に心躍ってます♪)

「ん〜いい匂い♪」ってクンクンしてたら
「今年は香りが強くていんだよ〜」って

完成がたのしみで、呑みたすぎる〜〜









IMG_8318

















ふと、仕込み蔵のドアの向こうをのぞいてみたら、、、


IMG_8319













いい感じに紅葉していました

この景色、真冬は真っ白になります






日本酒の仕込みはまだまだこれからが本番です。

雪が降れば温度も下がるし、

その日その時の環境に合わせて、お酒を醸してゆくのです。

今回はたった1時間半の撮影タイムでしたが、

なんというか、すごい臨場感で、濃厚なひとときでした・・・

知ってたようで、まだまだ全然知らないことだらけです。

日本酒は奥が深い。




蔵人さんたちが過酷な環境で、こんなに難儀して醸したお酒を
1滴もムダにしてはならないなと強く感じました。

両関のお酒をもっと広く、お客様に知ってもらわねば

いや従業員も知るべきだなぁ・・・(反省)








みんな、優しく声かけてくれたけど、
大忙しのところに撮影しに行ったから邪魔だったろうなぁ。

それなのに、またいつでもこいよ〜って言ってくれました
ありがたい!!!

コロナ渦で、まだ安心してお客様を受け入れられる状態ではないので
普段、蔵見学ではお見せできない、今だけの風景を

これからも時間をみて、また発信します












IMG_8316




















カメラ目線おねがいしまーす!
にも応えてくれました(優しい)