両関ブログ     
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酒造り



本日の酒蔵 〜モロミ・三日目〜
2008年11月04日
寒い一日でした。
木の枝にしがみ付いていた葉っぱも、強い風で吹き飛ばされ、道路の上は一面落ち葉だらけです。
足早に過ぎ去る秋に物悲しさを感じますね

そんな晩秋
酒蔵の中は、季節とは裏腹に仕込みの最盛期を迎えようとしています。
毎日タンクの中では、ピチピチと音をたててモロミが発酵し始めています。
もう既に絞り始めたモロミもあります。
元気なモロミの姿を今日もご紹介いたしますね(・∀・)つ

 18号三日目18号三日目 拡大18号三日目 拡大
           
        
                       
                         
                              
                                    
  


  
昨日のモロミはまだ蒸し米が水を吸った状態で、重そうな感じでしたけど、
一日経つと、ご覧のように小さな泡がプツプツと次々に湧き上がってきます。
発酵が順調に進んでいる証です(^∀^)

中では酵母菌が分裂を繰り返し、増殖しています。
蒸し米も、麹の酵素によって徐々に溶け出し、少しずつ糖分を出し始めています。
これがアルコールの元になります。
酵母菌が糖分をアルコールへと変えてくれます w(*゚o゚*)w

これから徐々にお酒らしくなっていきます。
日に日に香りを放ち始め、普通のモロミでものようなフルーティーな香りがしたりします。
タンクを覗き込むように身を乗り出して香りを嗅いでみたりしますが、
落ちないように気を付けないと・・・( ̄▽ ̄;)

明日は更に表面の泡が増えて大きくなっていることでしょう。

(by yoko )

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本日の酒蔵 〜モロミ・二日目〜
2008年11月03日

季節は正直ですね。
時雨れてきました。
紅葉もこの週末が見納めだったのでしょうか?
週間天気予報でものマークが目に付くようになりました。
冬支度は早めにしましょうね。

さて、仕込みの終わったモロミの続きです。
連休でバタバタと忙しなくしているうちにも、モロミは順調に発酵してきました。



18号二日目18号二日目 拡大18号二日目 (3)

 

 

 

           

上の写真、左から順に拡大していったものです。
仕込が終わった翌日ですから、米が水を吸って膨張してきます。

良く見ると、盛り上がった蒸し米の間から小さな泡がプツプツと出てきています。
中では酵母菌が一生懸命活動をしているようです Σ(・ω・ノ)ノ

まだ、アルコールはそんなに出ていませんので、お酒というには程遠い状態です。
でも、これが時間を追うごとに表情を変えていくのです。
見ていても楽しいですよ (☆゚∀゚)

明日はどんな顔になっているんでしょうか。

(by yoko )


 



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本日の酒蔵 〜留添〜
2008年11月01日

    18号留      18号留 拡大

今週は晩秋らしいお天気で、連日“”です。φ(.. )
朝晩寒くなりました。
紅葉狩りもこの連休が最後かもしれません
暖かくしてお出かけ下さい。

さて、モロミの仕込みも今日が最終日です。
昨日のタンクは蒸し米や水、麹といった材料がまだタンクの半分ほどまでしか入っていませんでしたね。
本日は残りの材料を投入。
仕込み終わると、タンクの口から1メーター程の深さまでになりました。

良く櫂を入れ、温度調整用の冷温機を沈め、これで仕込みは完了です。
明日からは温度管理をしながらモロミを慎重に育てていきます。

一本一本違うモロミですから、まるで子供のようです。
元気だったり、おとなしかったり・・・(⌒-⌒)

これから数日間は面白いほど表情が変わっていきます。
明日の状貌が楽しみですね。

(by yoko )



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本日の酒蔵 〜仲添〜
2008年10月31日

18号仲添18号仲添 拡大







今日は、仲添の仕込みです。
昨日は仕込みをお休みする「踊り」の日でした。

昨日のタンクに今日は更に麹、蒸し米、水を投入。
それでもタンクの中ほどまでしか量は入りません。

何となく「どぶろく」っぽく見えますね(´- `*)

まだ表面に水が上がった状態ですが、午後には少し米が膨れた状態を確認できると思います。

明日は最後の仕込みの日です。
(by yoko )



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本日の酒蔵 〜踊り〜
2008年10月31日
18号踊り18号踊り (2)







昨日仕込んだモロミです。
初添えの翌日、仕込みはお休みの日です。

「踊り」と言います。
拡大した写真、分かりますでしょうか?
泡がふつふつと出始め、踊るようにモロミが動き始めます。

昨日とは表情が変わり、何やら生き物のように動き始めるのですΣ(・ω・ノ)ノ

これで酵母菌が元気に活動していることが目で見ても分かります。
あとは大丈夫。明日続きの仕込が出来ます。

まだ、タンクの底のほうに少し入っているだけなので、まだまだ量が少なく、
モロミと言うにはちょっと頼りない感じですが、明日は更に量が増えて
徐々にモロミらしくなります。

仕込みは毎日連続して続けられますから、今日は隣のタンクにも初添えの
仕込が有りました。
こうして一本のタンクを四日掛けて仕込んでいきます。

明日は「仲添」の様子を・・・(・◇・)ゞ

(by yoko )


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本日の酒蔵 〜初添〜
2008年10月29日

ちょっと時間が空きましたが、昨日の続きです。

麹が出来上がると、酒母造りが始まります。
「酒の母」ってすごい名前ですね。
でも、その名のとおり、お酒のモトになるもので、アルコールをつくりだす酵母菌を大量に培養したものです。
酒蔵では“酛(もと)”とも呼びます。

この酒母の様子はまたの機会に。。。

今日は、ちょっと端折って仕込んだばかりのモロミの様子をお伝えします。


         18号 添        18号添PM

「初添はつぞえ)」と言います。
タンクの底のほうに僅かに見える液体。
中身は、出来上がった酒母、水、麹、蒸し米です。

一日目の仕込みです。
今日はこれだけφ(.. )
酒母の量が少ないので、日を追うごとに少しずつ麹や水、蒸し米などの材料を足していきます。

上の写真左は仕込んだ直後です。まだ、表面は水っぽい状態です。
(タンクの中に入っている棒は、櫂棒といってかき混ぜる為のものです。3メートル以上もあります。ちなみにこの仕込みタンクの深さは2メートル30センチぐらいあります。)

右は午後の状態です。3〜4時間経過した頃でしょうか。
米が水を吸って膨張している様子が分かりますでしょうか?

このタンクの仕込みは今日はこれでおしまいです。
明日にはどんな風になっているのでしょう。
ちゃんとふくれてくれると思います。
楽しみです(⌒-⌒)

(by yoko )
  

       


                             



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本日の酒蔵 〜麹〜
2008年10月28日

おはようございます(_ _)

少し涼しくなりました。
まだまだ10月とはいえ 時雨れるほどではありませんね。
でも、北海道では今週 雪の予報が出されているようですね。
少しずつ"冬”に向かっています。
皆さん、風邪などひきませんようご自愛を。

さて、昨日の続きです。

蒸し米が機械から送られる先は・・・まず始めに麹を造るために麹室に運び込まれます。
麹は、お米を溶かしてくれる働きと、でんぷんをブドウ糖に変える働きがあります。日本酒を造るためには欠かせない大切な役割を持っています。
日本酒独特の香りや味を出す働きも。
縁の下の力持ちですねv( ̄∇ ̄)v

丸二日間、麹室(こうじむろ)の中で温度・湿度を上げて管理される特別待遇です。
真冬でも室の中は真夏のような温度。
裸で床揉みする姿はよくTVで見ることがありますね。

三日目の朝に室から外に出されます。
パラパラになった麹は、室に入ったときとは"別物”といった感じです。


   麹 (3)   麹 拡大


ちょっと つまみ食い
ぽそっとした感触で、ほのかな甘みが口に広がります。
噛むほどに美味しく感じます。
甘酒のもとですからね。
香りもホクホクとした栗のような香りです。

麹ができても、酒造りはまだこれから。
少しずつ前進していきます。

(by yoko )

 
  

      



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本日の酒蔵 〜蒸し米〜
2008年10月27日

秋です。
仕込みの季節になりました。

両関の酒蔵でも 既に今月から新酒の仕込みが始まりました。
来月には絞りたての新酒が発売されます(「両関初しぼり」詳細はHPから)。

一般の方は なかなか酒蔵の中までご覧になる機会もないと思います。
そこで、毎日モロミの良い香りに包まれて仕事をしている役得を皆さんにもお裾分けしたいと思います。
・・・香りまでは ちょっと無理ですけど。(⌒〜⌒)

今年は 秋が暖かくて 酒の仕込みにはちょっと厄介ですね。
でも、予定通り 仕込みは始まっています。

酒造りは段階的に連続して進められますから、初めて工程を耳にしてもチンプンカンプンかもしれません。
複雑です・・・('д` ;)
でも、一つの仕込みのパターンを繰り返す作業なので、覚えると簡単です。

今日は、造り蔵3階にある「原料処理室」へとお邪魔しました。

午前8時30分、作業開始と同時に蒸米機が轟音を立てて 米を蒸していきます。
大声を上げないと会話もできません。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


        
蒸米機

しばらくすると、蒸米機の出口から蒸し米がドサッと放冷機に放り込まれます。
熱いままでは他の菌が死んでしまいますから、人肌ぐらいまで冷まされるのです。
 
   
            放冷機    蒸米機出口
       

こうして冷まされた蒸し米が機械から出てくるまで僅か30分余り。
早いですねぇ〜。オオーw(*゚o゚*)w

次々と蒸し米が送り出され、それぞれの工程へと運ばれて行きます。
見ていると面白いくらい 蒸し米がどんどん機械から出てきます。

お米の蒸し上がる甘い香りが辺り一面に漂っています。
美味しそうです。(⌒-⌒)

・・・続きはまた明日・・・

(by yoko )


  



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