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蔵人



廉士とは?
2010年04月29日

皆さんは「廉士(れんし)」という言葉をご存知でしょうか?
無欲で正直な人、廉潔な人という意味だそうです。(私もつい最近まで知りませんでした)
今回は5月27日に新発売される純米酒・廉士のご紹介をさせていただきます。
このお酒の名前の由来は両関酒造が誇る杜氏・武石廉太郎からきています。
武石は両関の伝統的な酒造りを守りながら数々の素晴らしいお酒を世に
送り続けている名杜氏です。
近年では全国酒類コンクールの純米酒の部門で全国一を取ったり、
世界で一番権威と歴史のあるイギリスのIWSCというコンクールで世界一を
取りました。
廉士の言葉の通りすごく正直で真面目な性格で周りの人達からの人望も
厚いナイスガイですが、非常に温和な性格の持ち主でもあります。
その武石が一滴入魂の思いで醸した廉士
発売までもうしばらくお待ち下さい。
(たっくん。)

タイマー
 
←この中に「廉士」がいます。
 オーラが凄いからすぐにわかりますね。



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謹賀新年
2009年01月05日

あけましておめでとうございます(・∀・)
年末年始の連休も終わり、本日から仕事始め
という方も多いのではないでしょうか。
酒蔵の新年は、いつもと変わらず仕込みが続いています。
私も、3日から出勤しております。
なんだかお正月気分もあまり感じなくなりましたね。



他は今日から通常の営業になり、蔵だけでなく
全社が賑やかになりました。(^_^)ニコニコ



新年を迎えると、一気に忙しさが増すように感じます。
これから本格的な寒造りのシーズンです。
日本酒の発酵にはちょうど良い時期になるということですね。




早速、始業のベルが鳴ると、三階では
「出麹(でこうじ)」が始まりました。
麹室から出来たての麹が外に出される作業です。
一斉に箱に入れた麹を引き出して、
手でよく揉みほぐしていました。



出麹1出麹






真っ白で綺麗な麹です。
これを三階から下の仕込み室へと下ろすのですが、
その仕掛けが、ご覧の床にあいた“穴”です。
ここに筒状の布をぶら下げ、麹を落としてやります。
下では受け止める人がいて、台車にいれて運びます。




マンホールマンホール下





上の写真左が三階から下を見たところ。
右は下から三階を覗いたところです。w(゚o゚)w オオー!
面白い仕掛けですね。酒蔵にはいろんな工夫が施されています。
建物も、作業しやすいように設計されているのですね。


今年も、こんな風に何気ない酒蔵の日常を
お届けできたらと思っております。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m


(by yoko )



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本日の酒蔵 〜大晦日〜
2008年12月31日

 2008年がもうすぐ幕を下ろそうとしています。
激動の一年・・・と言っても過言ではない、そんな年だったように思います。
6月の岩手・宮城内陸地震。震源地に近い湯沢市も大きな被害を被り、
未だに観光地では復旧対策に頭を悩ませています。
岩手・宮城への国道はそれぞれ寸断されたまま。
開通するまでには、まだ時間が掛かりそうです。


そして、年末に押し寄せた金融危機。不況に追い討ちをかけるような厳しい現実。
普通に「生きる」事さえも、難しくなっているような今の日本の社会。
年末に多発する犯罪が、こうした社会情勢を強く反映しているような気がします。
本当に必要な「政治」が一日も早く、起動してくれることを願って止みません。



そんな2008年の最後の日も、酒蔵の一日は昨日と変わりません。
それでも、今日ばかりは仕事を早めに切り上げ、午後三時には社長を筆頭に
蔵人全員で、酒蔵を守る神様に拝礼をして今年を締めくくります。


松尾様拝礼


両関本舗の建物では最も古い、明治25年建造の一号蔵(国登録有形文化財)
に祀られている「松尾様」に、最初に拝礼。二礼二拍手一礼を全員で。
酒造の安全と、今年の酒の出来を祈り、皆神妙に手を合わせていました。



「松尾様」は、酒造の神様として有名な神様ですが、京都嵐山の松尾大社
に祀られている二神の内、大山咋命(オオヤマグイノミコト)は、もともと
戦の神様として崇められていたとか。雷神、水神、更には農耕神という
ことでもあるらしいですね。・・・神様も忙しいですね。φ(.. )


酒造りの始まりは、山の神が春に田に下りてきて、米作りを見守り、
人々は秋に収穫した米を使って酒を醸し、神と共にそれを頂き、豊作を祝った。
ということで、酒造りはもともと神事の一つとされていたものであり、
農耕神はそのまま酒の神として崇拝されるようになったのですね。
いずれにせよ、「酒」は神と共にあるもの。
蔵の中にも、沢山の神様が毎日酒造りを見守ってくれています。


灯明


「松尾様」に続いて、和釜の前に置かれた蝋燭にも灯りを灯し、
お神酒と鏡餅、松葉を供えてここでも全員で柏手を。
次に、酒造蔵の前、火入れ(熱殺菌)をする機械の前、
モロミを絞る槽場(ふなば)の前、と順に手を合わせていきます。


松飾り



こうして静かに、神の宿る酒蔵の大晦日が過ぎようとしています。


来る年が、全ての人に「慶び」を運んでくれますように・・・。
願いを込めて.。o○.。o○.。o○.。o○ 


よいお年をお迎え下さい。


(by yoko )

 



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本日の酒蔵 〜晦日〜
2008年12月30日

朝から冷たい雨が降り、先日とは一転、積もった雪も融けだしました。
雨で濡れた路面は所々滑って、ちょっと危険!(((( ;゚д゚)))



今日は、三十日。明日は大晦日。でも、いつもと同じ一日が流れていきました。
お酒の出荷も昨日でほぼ終了。今日は、出荷場もコンテナーやパレットを片付けて、
午後からは大掃除です。石畳の上に水圧で水を掛けて洗い流していきます。
水跳ねを避ける為、壁やガラス戸に覆いをして作業していました。
綺麗に洗い流された後は、清清しく、新年を迎える感じがしますね。




大掃除(1)大掃除(2)




こちらも少しずつ片付けようかと思っていたのですが、
麹室のKさんから、切り返しの箱に掛けている布を縫ってほしいと
頼まれていたので、急いでミシンの前に。
「急がねくていど。年内に仕上げでければ。(秋田弁解説:
急がなくてもいいよ。年内に仕上げてくれれば。)」
「はぁ〜い!了解。」・・・って、明日までじゃないですか!( ̄▽ ̄;)!!




ミシン




慌てて寸法を計り、鋏で裁断。といっても、かなり大きな布です。
幅3.5メートル、長さ7メートルほどもあります。布に振り回されそう。
長年使い慣れた足踏みミシンをよっこらしょと引っ張り出し、
でっかい布を引きずりながらミシンの前へ。 ん〜っ(`ヘ´)

 
博物館行きのようなこのミシン、トヨタ製の年代モノです。
これを操作できる人も、数少ないのでは?
キコキコ、キコキコ、、、(´−д−;`) フゥ〜。。。
やっとのことで、夕方まで仕上げました。
縫い目は・・・なにせ古い機械なもので・・・。
破れないことを祈るばかりです。ヾ(=^▽^=)ノ



ともあれ、年内の納期(?)に間に合い、これで年を越せそうです。
後片付けを終え、すっかり暗くなった夕方、帰り支度をして玄関に向かうと、
内蔵の脇にある休憩室の灯りだけが、ぼんやりと明るく光って見えます。
晦日の夜も変わらず蔵人の誰かが、泊りがけで仕込み蔵の管理をします。




宿直




外に出ると、大きな湿った雪が空からぼたぼたと落ちてきました。
両関本舗の灯りの中で、今夜も「酛」や「醪」が少しずつ成長していきます。
朝までに、雪も随分積もりそうです。。。明日は大晦日。。。




晦日の雪



(by yoko )



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本日の酒蔵 〜年の瀬〜
2008年12月29日

今年も残すところ、あと二日。普段静かな湯沢の町も、
何やら車が忙しく走り回っています。年越しの準備のようですね。
酒蔵は、いつもと変わらず、今日も朝から仕込みで大忙しです。


今朝は、朝礼があって少し遅れましたが、始業と同時に
麹室から出来たばかりの麹が運び出され、
二階の仕込室へと下ろされていました。




麹麹仕込み





下ろした麹は、一輪車に入れられ、仕込タンクへと運ばれます。
タンクの口から勢い良く投入される麹。既にタンクの中には、
必要なだけの水が入っています。こうして「水麹」という状態にします。
更に、蒸しあがった米がエアーシューターで三階から送られ、
モロミの仕込が始まります。機械の音が賑やかです。(・∀・)


「初添え」「仲添え」「留添え」と仕込みをすると、もうお昼になります。
半日で仕事の大半は終了。午後からは機械や道具類の洗浄や、
明日の仕込みに使う米を洗ったり、仕事は山積みです。


年末年始の慌しさの中にも、酒蔵だけはリズムを壊すことなく、
毎日坦々と仕込みを繰り返していきます。(・∀・)つ

 

そんな年の瀬の今日も、年末の休みを利用した観光客の皆さんが、
蔵を見学に訪れて下さいました。午前中は少人数で、午後からは
大型バスで団体の方々が・・・。寒い中を有り難い事です。




万年青




お酒の出荷も、今日明日までといったところでしょうか。
それぞれの部署では、少しずつ年末の大掃除が始まったようです。
座敷飾りも、お正月の装いに変えて、新年を迎える支度が
慌しく始まりました。*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(*'-'*)

(by yoko )

 



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本日の酒蔵 〜猛吹雪・二日目〜
2008年12月27日

荒れてます、、、今日も猛吹雪です。∑(`□´/)/
外では、風がぐるぐるになって(!?)雪を舞い上げています。
真冬ですね。まるで、一月半ばのお天気のようです。
既に年末のお休みに入った人も多いことでしょう。
車も渋滞して、運転も大変です。事故にはくれぐれもご注意を。



窓を開けると、屋根の上を雪煙が舞い上がり、鳩の群れも、
風に飛ばされそうになりながら羽を広げていました。




吹雪・裏吹雪・鳩





先日の写真より、屋根の雪が更に増え、向こうの景色も吹雪に
霞んでいます。所々、吹き溜まりが出来て、風の強さが分かります。
雪不足に頭を抱えていたスキー場は、これで少し安心ですね。
お正月前の悪天候。せめてお正月は穏やかでありますように。



朝からPCと格闘、少し目が疲れたので、午後三時ごろ、
サンプルを取りに三階の酒母室へ行ってみました。
あっ、サンプルと言いますのは、毎日の成長過程を見る為、
酒母やモロミの濾液を採取したもののことです。
これを毎日検査して、順調に育っているか調べます。



先日から観察している酒母は、すっかり泡が上がって、
立派に成長していました。酵母菌もかなり増えてきたようです。




酒母・湧き付け




手でタンクの中の空気をかきあげて香りを嗅いでみると、
そんなに強くはないのですが、爽やかな甘さを感じさせる
上品な香りがしました。 (⌒-⌒)
出来上がりまでには、まだ何日も掛かります。
酒母室も日を追うごとにタンクが増え、それぞれ
違った酵母菌の種類や仕込んだ日付が書かれています。
ほとんどのタンクは、ご覧のようなステンレス製です。




K-7号酒母



仕込んで数日経過し、まだ膨れてきたばかりの状態ですが、
これから、これらのタンクも徐々に泡を出しながら成長していきます。
それぞれ、既にどの酒を発酵させる為のものか決まっていますので、
使用予定日まで、順調に仕上がるよう大切に管理されていきます。



年末の慌しさの中、ここだけは別の時間が流れているような
そんな“酒蔵のリズム”を感じます。゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆

(by yoko )



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本日の酒蔵 〜猛吹雪〜
2008年12月26日

昨日までの穏やかなお天気が、まるで夢だったような猛吹雪です。( ̄▽ ̄;)!!
朝から風がゴウゴウ言ってます。あちこち吹き溜まりになっていました。
時折、窓に打ち付ける吹雪。今日、明日はお天気も機嫌が悪いみたいです。
気温も、終日氷点下の“真冬日”でした。今頃にしては、寒すぎますね。(((( ;゚д゚)))
仕込み蔵から見えるボイラー室の裏は、ご覧のとおり。粉雪が舞ってました。



吹雪吹雪(2)





まるで煙のように見えるのは、吹雪の舞う状態です。カメラを構えると、
風に吹き飛ばされそうになりました。四方から雪が飛び交ってきます。
自然の猛威ですね。でも、これが雪国の普段の状態ですから、そんなに
驚くことでもないのでしょうが。それにしても、天気の変化が激しくて・・・。



除雪




夕方、瓶詰め工場の裏を除雪していました。
吹き溜まりになっている雪をかき集め、トラックに積んで排雪しに行きます。
これからは、毎日こうした作業が繰り返されます。雪国の宿命ですね。
なかなか穏やかな年末とはいかないようです・・・(´−д−;`)

(by yoko )



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酒粕の出荷最盛期です
2008年09月19日
aede6252.JPG 真冬に絞られたモロミの粕が程よく熟成して、とろりと柔らかく美味しい酒粕になりました。

 お盆過ぎ辺りから注文が増え、このところ毎日のように酒粕の袋詰め作業を手伝っています。
 ちょっと時代遅れなのかもしれませんが、昔ながらの手詰めの作業で一つ一つ丁寧に袋詰めしています。
 
 どろりとしたモロミを絞ると機械の中に板状の粕が残り、通称“板粕”と呼ばれ、昔は炙って砂糖や醤油で味付けをして、お菓子代わりにいただいたと聞きます。

 工場を案内していますと、時々年配のお客様に売って欲しいとねだられるのですが、今は以前ほど粕の量も多くありませんし、焼酎や漬物の材料として再利用されるため、絞りたての板粕をお分けできないのが残念です。

 でも、冬の板状の粕よりも夏まで寝かせた押し粕は、更に分解が進みそのまま食べても申し分ない美味しさになっています。

 酒粕の袋の裏には、色々な粕漬けのレシピが載り、ちょっと読んでみると簡単そうなので今度一度レシピ通り作ってみようと思います。美味しそうです
 栄養価も高く、健康食としても注目される酒粕。もう一度見直してみたい食材ですね。皆さんも酒粕料理にチャレンジしてみて下さい。オリジナルレシピを考えたら是非教えてくださいね。
(by yoko)

 

 

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七夕飾り製作中
2008年07月25日
0d0f811c.JPG 今年も、七夕絵灯ろう祭りの季節がやって来ました。
 佐竹南家の城下町旧湯沢市では、旧暦の七夕に美人画を描いた絵灯ろうを通り一杯に飾る夏の雅なお祭りがあります。
 京都から輿入れされた奥方を慰めるために始められたと言うこのお祭りも、既に三百年以上の歴史を持ちます。
 祭りのメインは、何と言っても暗闇に浮かび上がる美人画の大きな絵灯ろうなのですが、七夕のお祭りらしく、五色の短冊を枝一杯に結びつけた竹竿や、カラフルな吹流しの飾りなどが祭りの賑わいを演出します。
 両関の蔵元でも毎年、七夕の装飾を社員有志で製作しています。今年も今週から装飾作りを始めました。七夕らしい赤や黄色、紫などカラフルな色の吹流しを作ったり、花紙を折ったり広げたり、いつもの作業が始まります。使い込んだ籠や竹の輪に紙の花を取り付けたり、結構手馴れているせいかかなり手際よく進められます。
 今年の絵灯ろう祭りは、8月5〜7日まで。両関本舗の重厚な和風の建物に、道幅一杯の大きな絵灯ろうとカラフルな七夕飾りが夏の風情を演出して何とも絵になる風景です。駅前の混雑に疲れたら、静かな風情ある前森の両関前まで起こし下さい(笑)。素敵な風景が見られますよ。 (by yoko)

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両関本舗の小さな光 〜スポットライト?〜
2008年07月02日
93775490.JPG “カラカラ”と引き戸を開け、両関本舗の建物に入ると足元から続く幅一間の長い通路。案内をされて、奥へと招きいれられる方が必ずお通りになる通路でもあります。
 両側は高い蔵の壁に挟まれ、薄暗い中を歩いて行くのですが、途中天井から差し込む明かりに不思議な魅力を感じる方もいらっしゃるようです。
 言われて気付く天井からの明かりは、良く晴れた日の朝が最も綺麗に明るく見えます。薄暗い屋内に差し込む頭上からの光彩は、独特のモノトーンの世界を作り出し、まるで古い聖堂に迷い込んだような錯覚を覚えます。
 ある時は日本画家の方が、またある時はプロの写真家が、同じ明かりをモチーフに作品を描いたり、写したりしていかれました。
 時間と空間と建築が織り成す「美」がこんなところにあったんですね。(by yoko)


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