両関ブログ     
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“ハレ”の御膳で一献
2009年01月07日

〜セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ〜
今日は、七草。お粥をいただいた方、いらっしゃるでしょうか?


春の七草の筆頭に詠まれる「セリ」は、湯沢市の特産品でもあります。
冷たく、清冽な水を好む芹は、湧水豊富な湯沢市でも山間の三関地
区がその産地として、県内でも最近良く目にするようになりました。


秋に苗を植え付け、収穫は冷たい雨が雪に変わる時雨の時期から
雪の降り積もる厳寒まで。鍋物の美味しくなる時期が最盛期です。
秋田名物「きりたんぽ」鍋にも、欠かせない名脇役ですね。


路地物は12月中旬まで、以後ハウスで育てたものが収穫されます。
とはいえ、真冬の作業。暖房も無い寒いハウスの中で、全て手作業で
摘み取られる芹は、貴重な食材と言えるでしょう。


広い秋田県。海沿いに住む方に「芹は根っこも食べるんですよ。」
と教えると、意外な顔をされました。それもそうですよね。
普通の野菜だったら根は捨てるもの。ところが、三関地区では
根っこを綺麗に洗って、「芹ヤキ」として油揚げなどと一緒に炒め煮に
して食します。鍋物にもそのまま根を使ったり。余すところ無く口にする、
実に“エコ”な食材でもあるのです。すごいですね。(^∀^)


さて、そんな七草のお話しで思い出したのが、「ハレの御膳」のお話しです。
七草粥を食べるのは、お正月にいただいたご馳走で疲れた胃腸を整える
ため。では、そのお正月料理とは、本来どんなものだったのか。
もともと地域によって違うはず。・・・で、一年前に湯沢市秋の宮地区で
その“ハレの御膳”を再現していただく機会がありました。



ハレの御膳・神棚ハレの御膳





年越しの晩、神様にお供えする御膳が、写真上左。
秋田らしい、大きなハタハタが二匹、お皿からはみ出していますね。
この地域らしい、鯉の甘煮やキノコなどが入ったお煮しめ。
中でも不思議な形をしたお餅が二個。耳の形をしています。
「良いことが聞かれます様に。」という願いを込めているそうです。
更に、何故か太い長ネギが一本添えられています。
お箸の代わりだそうですが、匂いのきつい食材は、魔よけの
意味もあるとのことで、必ずこうしたものが添えられるそうです。


写真上右は、元日に家族皆がお正月を祝う席に出されるもので、
家長を筆頭に大人の御膳として、一人ひとりに付けられます。
高足膳に載りきらないだけのお皿と料理の量ですね。
朱塗りのお膳や器が何だかとても晴れやかです。(⌒-⌒)


この他、子供の御膳というものもあって、家族全員にとって
お正月が特別な時であることが伺えます。



ハレの御膳・子供




子供の御膳は、甘いものも付いて、量もちょっとだけ控えめ。
高足膳に載った右手前のお皿の蒲焼のようなものを後で
頂いたのですが、なんとちくわの煮付けでした。オオーw(*゚o゚*)w
開いて竹串に刺し、甘辛く煮付けてあるので、子供でも美味しく
頂けます。アイディアですね。お弁当のおかずにもなりそう。


実はこうした湯沢ならではの伝統料理『フォークロワアート&フード』
に磨きをかけて新しい食とのアートシーン『ヌーベルアート&フード』
として、地域の資源を利用した新しい観光に生かせないだろうか、
という試みなのです。そのアートの部分をより際立たせているのが
湯沢の伝統工芸「川連漆器」です。('▽'*)ニパッ♪


豊かな資源を有する湯沢市。こんなにもすばらしいものが沢山
あることに気付いている湯沢市民が少しずつ増えてきています。
勿論、“ハレの御膳”に欠かせないのは「湯沢銘酒」
であることは言うまでもありませんね。

(by yoko )



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