両関ブログ     
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本日の酒蔵 〜大晦日〜
2008年12月31日

 2008年がもうすぐ幕を下ろそうとしています。
激動の一年・・・と言っても過言ではない、そんな年だったように思います。
6月の岩手・宮城内陸地震。震源地に近い湯沢市も大きな被害を被り、
未だに観光地では復旧対策に頭を悩ませています。
岩手・宮城への国道はそれぞれ寸断されたまま。
開通するまでには、まだ時間が掛かりそうです。


そして、年末に押し寄せた金融危機。不況に追い討ちをかけるような厳しい現実。
普通に「生きる」事さえも、難しくなっているような今の日本の社会。
年末に多発する犯罪が、こうした社会情勢を強く反映しているような気がします。
本当に必要な「政治」が一日も早く、起動してくれることを願って止みません。



そんな2008年の最後の日も、酒蔵の一日は昨日と変わりません。
それでも、今日ばかりは仕事を早めに切り上げ、午後三時には社長を筆頭に
蔵人全員で、酒蔵を守る神様に拝礼をして今年を締めくくります。


松尾様拝礼


両関本舗の建物では最も古い、明治25年建造の一号蔵(国登録有形文化財)
に祀られている「松尾様」に、最初に拝礼。二礼二拍手一礼を全員で。
酒造の安全と、今年の酒の出来を祈り、皆神妙に手を合わせていました。



「松尾様」は、酒造の神様として有名な神様ですが、京都嵐山の松尾大社
に祀られている二神の内、大山咋命(オオヤマグイノミコト)は、もともと
戦の神様として崇められていたとか。雷神、水神、更には農耕神という
ことでもあるらしいですね。・・・神様も忙しいですね。φ(.. )


酒造りの始まりは、山の神が春に田に下りてきて、米作りを見守り、
人々は秋に収穫した米を使って酒を醸し、神と共にそれを頂き、豊作を祝った。
ということで、酒造りはもともと神事の一つとされていたものであり、
農耕神はそのまま酒の神として崇拝されるようになったのですね。
いずれにせよ、「酒」は神と共にあるもの。
蔵の中にも、沢山の神様が毎日酒造りを見守ってくれています。


灯明


「松尾様」に続いて、和釜の前に置かれた蝋燭にも灯りを灯し、
お神酒と鏡餅、松葉を供えてここでも全員で柏手を。
次に、酒造蔵の前、火入れ(熱殺菌)をする機械の前、
モロミを絞る槽場(ふなば)の前、と順に手を合わせていきます。


松飾り



こうして静かに、神の宿る酒蔵の大晦日が過ぎようとしています。


来る年が、全ての人に「慶び」を運んでくれますように・・・。
願いを込めて.。o○.。o○.。o○.。o○ 


よいお年をお迎え下さい。


(by yoko )

 



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