両関ブログ     
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本日の酒蔵 〜菰樽作り〜
2008年12月24日

今年も残すところ、あと一週間。
酒蔵の入り口には似つかわしくない、ケーキの箱が並んでいました。 
今日は、日本全国ケーキを食べる日なのでしょうか???
甘いケーキに日本酒は合わないけれど・・・
焼き鳥にはピッタリですね  (^∀^)、、、焼き鳥は無いんでしたっけ???


とりあえず、何やら慌しい空気があちこちから漂ってきます。
忙しさも、新年を迎える為。
酒蔵も年末の忙しさに、何処の部署も賑やかです。
年末のこの時期になると注文の増える商品があります。
その代表格ともいえる「菰樽」作りが、今盛んに行われています。


樽の注文があるのは「選挙かお正月」と言えるほど、イベント性の高いものですね。
お正月に樽酒を楽しむ粋な方もまだいらっしゃるようです。
頼もしいですね。この不景気を吹き飛ばして欲しいですね。(⌒∇⌒)
そこで早速、菰樽作りを見学。この日は、一番小さな一斗樽を巻いていました。



菰樽(1)



樽酒は始めから中身が入っているわけではなく、注文を頂いてから、酒を樽に詰めます。
これを藁を中に挟んで、菰で巻きつけ、縄で縛ります。
この縄の縛り方が、菰樽独特の雰囲気を出しています。



菰樽(2)菰樽(3)



樽に菰を巻き付けたら、樽の上と底を紐で編み込んでいきます。
上部は三回(三重に)紐を編みこむそうです。
出来上がりは、まるでレース編みのように綺麗ですね。
編み終わりは結んだ後、鋏で切り落とし、赤い紙テープを巻き付け封印。
次に樽をひっくり返して、底も同じように紐で編み込みます。
底は、二回だけ紐を編むそうです。そして、同じように封印します。



菰樽(4)菰樽・完成



菰を巻き付けたら、次に縄をかけます。
菰樽の形を整え、縄で十文字に縛り、更にこの縄を紐で結びながら
縛っていきます。樽作りの担当は管理二課のSさん。
形良く、綺麗に仕上げるには、熟練の“腕”が必要です。
このところ、毎日のように菰樽の注文があり、忙しそうです。


菰を巻く道具も、いろいろあって、それぞれに工夫されていることが分かります。
紐を通す巨大な糸通し(Sさんの腰に刺さっているものです)も、
固い棗の木が使われているそうです。見た目は象牙のような艶があります。
写真で縄に隙間を作っている角材のような棒も、樽の形を整えたり、
便利な道具として欠かせないようです。何れも“年季”の入ったものばかり。
こうした道具も使い込むほどに、手に馴染み、使い手の体の一部のような
感覚になるのでしょうね。職人の世界ですね。 (・∀・)



こうした樽の注文も、年々減ってきていると言います。
もっとも、菰の材料になる藁そのものも、今では無くなりつつありますから。
それでも、祝いの席に大きな樽が積んであったりすると、威風堂々として、
立派に見えますね。他には代えられない、存在感があります。



菰樽



今日も、両関本舗の入り口に、出荷待ちの大きな四斗樽が積まれていました。
年末の酒蔵の“風物詩”のような、一種独特の雰囲気がありますね。(⌒-⌒)

(by yoko )



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