両関ブログ     
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本日の酒蔵 〜櫂入れ〜
2008年12月22日

早朝から雪がチラつき、目覚めた頃には一面、雪景色でした。
仕事場の窓から外を眺めると(・・・屋根しか見えませんが)、
甍のように重なる屋根には、白い雪が降り積もり、モノトーンの
景色を見せてくれていました。
これが、だんだん融けずに積もって、何処が境界線か分からない
白一色の世界になるのですね・・・幻想的ですね〜。
でも、そのうち「雪降ろし」の時期がやってきますね〜。
大変ですね〜。イヤですね〜。(T_T)・・・仕方ありませんね。



屋根の雪




でも、雪が降らないと困ることもあるので、一概に邪険には出来ません。
夏の灌漑用水も、山の雪が大事な水源ですし・・・。
酒造りも、雪で空気が清澄になってくれないと、雑菌が繁殖し易く
なりますし。季節はきちんとその役目を果たすように出来ているのですね。



昨日は日曜、年末のお休みを慌しく過ごした方も多かったことでしょう。
酒蔵は、年末年始もなく、仕込みが続けられています。
昨日は「初添(はつぞえ:モロミの最初の仕込みのことです)」の
仕込みの日でした。今朝タンクを覗いてみると、もうモロミは膨れていました。
昨日仕込んだタンクは、本日仕込みをお休みします。「踊り」という
状態になります。酵母菌の増殖を促す日ですね。
今日は、隣のタンクに「初添」の仕込みをしました。
担当は、ベテランのTさん。
送られてくる掛け米を櫂棒で掻き混ぜていました。




モロミ・櫂入れモロミ・タンク室




「今朝、まま食いすぎで、前屈みになられね・・・(秋田弁解説:
あまりに朝ごはんが美味しく、食べ過ぎてしまい、前屈みに
なるのがきつい・・・ふぅ〜。)」と嘆いていました。(゚∀゚)アヒャヒャ
健康な証拠ですね。でも、腹八分目にしないとね。


写真左の櫂を入れているタンクの下は、右側の写真のような
タンク室になっています。ずらりと並んだタンクには、保温の為
マットが巻かれています。室温も調整できるようになっていて、
暖かい秋口でも、冷房をかけて室温を下げ、仕込みの条件を
整えることが出来ます。一応(?)どんな季節でも仕込みが出来る
「四季醸造庫」になっています。


三階の酒母室を覗いてみると、先週仕込んだ酒母が、ご覧のような
状態になっていました。蒸し米が融けはじめ、白い甘酒のような
感じですね。櫂を入れた後なので、泡はあまり見られません。
見た目には分かりませんが、中では酵母菌が一生懸命増殖を
繰り返しています。アルコールも徐々に出てきているようです。




酒母・四日目酒母・アップ



年末に向け、忙しさは一層増していきます。
酒母の入るタンクの数も、モロミのタンクの数も毎日増えて、
仕込み内容も複雑になっていきます。順調に進んでいきますように。


冬至も過ぎて、今日から日照時間が長くなりますね。
冬の日本海側は、曇天  が多く、気が重くなるような鉛色の空を
毎日眺めていると、日照時間もあまり感じなくなってしまいます。
でも、代わりに雪の白さで、辺りが明るく見える事も確かですね。
まんざら悪いことばかりでもないみたいです。

(by yoko )



Comments(2) TrackBack(0) 酒造り 
 

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この記事へのコメント

1. Posted by DESPERADO    2008年12月23日 08:16
3  毎日毎日の詳しい「酒造り」レポート。楽しみに読ませていただいています。
 写真からすると、腹巻タンクの上の部分は床になっていて、そこで櫂を入れているようですね。「踊り」というのも面白い言い方。遊びとか休みとかではなく、酵母菌が踊りながら仲間を増やしているのでしょうか・・・。
 酒母は初添のときに最初に入れるのですか、それとも・・・腹巻タンクと酒母タンクが並んでいるということは同時並行作業?なかなか写真だけでは理解しにくいですね(笑)
2. Posted by yoko    2008年12月23日 23:22
DESPERADOさん、いつもコメント有難うございます。
「腹巻タンク」は、一階のタンク室になっている部分で、タンクの口の部分が二階に出ています。
作業もし易く、足場の心配もいりません。
「腹巻」、、、いえ「マット」は、タンクを冷やすときには外します。
タンクによって発酵中の温度が違うからです。
また、酒母は三階の酒母室で造られ、初添えの朝一番に全量モロミタンクに入れてしまいます。
その後、水、麹、蒸し米と順に仕込んでいきます。
写真でお伝えするのは、中々難しいですね。

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