両関ブログ     
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本日の酒蔵 〜引き込み〜
2008年12月17日

昨夜の星空はとても綺麗でしたね。(⌒-⌒)
まるで宝石を散りばめたように、キラキラ輝く夜空は、
もう冬の星座で一杯です。
大好きなオリオン座が一際大きく、鮮明に光っていました
おうし座の肩の部分に当たる「昴」も、冬の星座の代表格ですね。
空気の澄んだ冬の星空は、いつまでも見ていたい、
時空を越えた宇宙からの贈り物のように感じます。
とは言え、寒さには勝てないですけれど・・・(((( ̄▽ ̄;)


さて、昨日の続きをご紹介。
「三階を覗いてみると、蒸し米が出てきました。」と言うところまででしたね。


酒造りが段階的に進められるということは、以前にもお話ししました。
最初の一日目は、米をとぐだけ。
次の日は、これを蒸して、麹室に運び入れる作業が加わります。
昨日は、この「引き込み」という作業をしているところでした。


蒸し米種麹散布



蒸しあがった米(蒸し米)が、放冷機から出てきたところを掻き集め、
箱の中に均等に入れていきます。(写真左)
これに「種麹(たねこうじ)」という黄麹菌の胞子をまんべんなく降り掛け(写真右)、
箱ごと麹室に運び入れます(写真下左)。これが「引き込み」という作業です。


引き込み麹室


ちょっとお邪魔して、中を拝見。(・◇・)ゞ
布を広げた台の上に、蒸し米を次々に乗せていきます。
この後、両手でよく揉み込む作業をします。
麹菌が米粒全てに満遍なく付着するように、丁寧に「床揉み」をします。
機械製麹(きかいせいきく)も可能ですが、麹は大切な酒造りのベース。
拘りを持って、手揉みを今も続けている蔵元が案外多いのではないでしょうか。


麹はこの後「中仕事」「仕舞い仕事」と続き、出来上がりは三日後になります。
麹室は、窓の無い言ってみれば「サウナ」のような状態です。
よくTVでは、裸で麹を揉む姿が映し出されたりしていますね。
麹室の室温は、真夏並に暑くなります。
室外との温度差に、慣れない人はちょっと大変かも。Σ(´д`;)
三日後、麹室から出される頃には、甘いホクホクとした香りの
美味しそうな麹になっています。楽しみですね。(⌒-⌒)


そう言えば、昨日Wさんが作っていた、しめ縄(?)はどうなったのでしょう。
和釜を見に行ってみると、ちゃんと出来上がって、和釜の縁に乗せられていました。
サイズはピッタリ さすが、ベテラン蔵人Wさん


和釜


これで、甑の土台は安心です。
毎日がこんな風に、少しずつ前進していきます。
酒蔵ならではの風景です。

(by yoko )





Comments(2) TrackBack(0) 酒造り 
 

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この記事へのコメント

2. Posted by yoko    2008年12月18日 15:20
オリオン座が枡に見えるとは、さすがですね。
随分昔、オリオン座の中に並ぶ小さな三つの星のひとつに、地球に良く似た星があると聞いたことがあって、以来気になる正座になりました。
形も分かり易いですしね。
ご質問の「引き込み」ですが、蒸し米を麹室に引っ張り込む動作から名付けられたのではないでしょうか。
蔵によって、運び方は違うと思うのですが、ここではキャスター付の箱ごと室の中に運びます。
「種麹」は、専門に作っている業者さんがあって、そこから取り寄せます。
これも、いろいろな種類がありますので、酒の種類によって代えたりします。
造り酒屋はワンダーランドのようですね。
1. Posted by DESPERADO    2008年12月18日 07:45
3 オリオン座は私も一番好きな星座。理由は、「枡」に「塩が三粒」に見えて酒呑みの究極の姿が夜空に輝いているから・・・。
 また疑問。「引き込み」って何を引き込むのですか?箱ですか?種麹はよく言われる「蔵独特の菌」なんですか?また麹菌はどうやって育てる(培養する?)のでしょうか。
 もしかすると酒造りは古い歴史がありますが、最新のバイオ技術が結集されているように見えてきました。

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