
今年も、七夕絵灯ろう祭りの季節がやって来ました。
佐竹南家の城下町旧湯沢市では、旧暦の七夕に美人画を描いた絵灯ろうを通り一杯に飾る夏の雅なお祭りがあります。
京都から輿入れされた奥方を慰めるために始められたと言うこのお祭りも、既に三百年以上の歴史を持ちます。
祭りのメインは、何と言っても暗闇に浮かび上がる美人画の大きな絵灯ろうなのですが、七夕のお祭りらしく、五色の短冊を枝一杯に結びつけた竹竿や、カラフルな吹流しの飾りなどが祭りの賑わいを演出します。
両関の蔵元でも毎年、七夕の装飾を社員有志で製作しています。今年も今週から装飾作りを始めました。七夕らしい赤や黄色、紫などカラフルな色の吹流しを作ったり、花紙を折ったり広げたり、いつもの作業が始まります。使い込んだ籠や竹の輪に紙の花を取り付けたり、結構手馴れているせいかかなり手際よく進められます。
今年の絵灯ろう祭りは、8月5〜7日まで。両関本舗の重厚な和風の建物に、道幅一杯の大きな絵灯ろうとカラフルな七夕飾りが夏の風情を演出して何とも絵になる風景です。駅前の混雑に疲れたら、静かな風情ある前森の両関前まで起こし下さい(笑)。素敵な風景が見られますよ。 (by yoko)