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両関本舗の小さな光 〜古井戸〜
2008年07月07日
51c66f38.JPG 「灘の宮水」「伏見の七ツ井」銘醸地に名水有り。古くから水に拘って醸されてきた日本酒。両関本舗の母屋にある中庭に、今は使われなくなった古井戸が有ります。
 
 井戸を使っていたのは、明治〜大正期にかけて。古い時代の写真には、櫓を組み滑車を掛けて水を汲む蔵人の姿が写されています。ところが、大正十二年、母屋改築の際、井戸水に鉄分が混入するという騒ぎが起こり、止む無く別の場所から水を求めることとなったそうです。鉄分は日本酒にとって大敵。良水をもって良酒を醸すことを身をもって知っていた先人の苦労が偲ばれます。

 以来、この井戸には蓋が掛けられ、往時の姿がまるで嘘のようにひっそりと草むらに身を潜めています。
 古井戸の周りを覆うように生い茂る草花たちは、気のせいかそこだけがいつも瑞々しい緑に光り輝いているようです。 (by yoko)

 

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