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構造美 −蔵探検記(13)−
2008年07月01日
a93e8df8.jpg 今日は7月1日。当社にとっては“新年度”の始まりで、朝一番に全社員が集まって社長から年度初めの訓示がありました。一般的に新年度の始まりは4月ですが、酒蔵では7月から6月までを「1酒造年度(Brewery Year;略称BY)」と呼び、会計年度と同一にしているところが多く、当社も昨日が“期末”今日が“期初”ということになります。
 昭和40年の国税庁通達で定められた酒造年度。それ以前は10月〜9月とされており、これは概ね酒造りの期間と一致していました。醸造技術の発達や設備の近代化に伴い、実態に合わせて時期を少し前にずらしたようです。ちなみに当社の場合は、古くからの蔵をそのまま使い続けている関係上、造りの期間は今でも10月頃〜3月頃です。
 さて蔵探検記、今回は普段目に触れることのない場所です。二号蔵は、その大きさにもかかわらず、建物内部には柱がありません。梁と横桁と壁柱で荷重を分散させる構造ですが、見上げると頭上に床があります。階段を登って行けば、ズラリと並んだ巨大タンクの上部と屋根を支える構造部分が見えて来ます。その中心部を貫いているのが、三重になった梁。1段目の梁の上に2段目が直接載り、3段目の梁は束で支えて両端を鼻栓で止めた構造です。分厚い材を使った重厚な姿は、まさに「構造美」といえるものです。
 見学のお客様がこの部分を目にすることはありません。蔵人の作業場ですので、社内でもここに上がる人はめったにない…場所です。(総務 M.S)

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