
忙しい現代人。たまの週末、我が家でゆっくり盃を傾ける時間を持ちたいものですね。あれこれ作るのが面倒。でも、旬の食材なら手をかけなくても美味しく仕上がるはず。そんな湯沢の旬の味覚をご紹介します。
梅雨前線が南から北上する六月。そろそろ旬の竹の子が市場に並ぶ頃。我が家でも竹の子料理が食卓を飾っています。先日も立派な竹の子を採って来たので、早速竹の子料理のオンパレード。
まずは、薄く衣をきせた天ぷらを天然塩でパクリ。シャキシャキとした歯触りも良く、甘いコーンのような味がします。
続いて、やや厚めの削ぎ切りにして卵とじにしたり、鶏肉と柔らかく炊いて味噌仕立ての煮物に。ご飯が進みます。
私の一押しは、皮付きのまま炭火で炙って焼きたてに味噌を付けて頂く“焼き竹の子”。皮が焦げるまでじっくり焼いて熱々のうちに頂きます。美味!絶品!
いつものように七輪の前で炭火の番。責任重大。故に時々味見を・・・んっ・・・いける・・・役得。
爽やかな香りとほのかな甘みに冷酒がぴったり。この日は少し肌寒かったので、いつもの「銀紋」を人肌に温めてキューっと一杯。竹の子をポリッ。贅沢な旬の肴に幸せな夕餉のひと時でした。〆は竹の子の旨みたっぷりの味噌汁で。
深山に分け入って採る竹の子は危険と隣り合わせ。皆さん、くれぐれも遭難しないように気を付けて竹の子採りをしてくださいね。 (by.yoko)