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木組みの技 −蔵探検記(8)−
2008年05月30日
25ac5cc8.jpg 風薫る五月も残すところあと2日、今日は透き通るような五月晴れになりました。まもなく衣替えの季節を迎えます。ここしばらく国際色豊かなお客様の来訪が続きましたが、今日は見学の予定なし。蔵の中はひっそりと静まり返っています。
 普段、蔵に入ったお客様は、案内人の説明を聞きながら薄暗い通路を進んでいくため、足元に注意が集中し頭上を見上げることはあまりないようです。実は、フト上を見上げると、写真のような「木組み」があちこちに見えます。
 両関の大屋根は一番高いところで5間(約9m)の高さがあります。内部は酒造りのための様々な作業場ですが、天井部分は吹き抜けの構造になっている場所が多く見られます。とくに「釜場」「出荷場」「厨房」…etc。理由は多々あるでしょうが、蒸気がこもらないようにするのが最大の目的だったようです。
 梁や垂木を組み合わせて大きな屋根とその上にかかる雪の重みを支えて行く工法。複雑な木組みがむき出しになっていて、まるで幾何学模様を見ているような形をしています。地震の揺れも巧みに吸収しながら風雪にも耐え、内部の湿気を上手に拡散する構造は、まさに「いにしえの匠の技」といえます。(総務 M.S)

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