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最古の一号蔵 −蔵探検記(7)−
2008年04月26日
b90f51db.jpg 桜はほぼ葉桜になり、少し肌寒い風が吹いています。でもこれぐらいが普通の気温、ここ一週間ぐらいがむしろ暖かすぎました。
 今日は「一号蔵」をご紹介します。真っ直ぐな通路を通って行くと一号蔵の正面が見えてきます。この蔵は当社の現存している建物の中では最古のもので、明治25年(1892)八代目伊藤仁右衛門の時代に建築、今年で116年になります。棟梁は高久三太郎、高橋春吉、高久房吉の3名。間口約8M、奥行約22Mで面積約175屐53坪)、高さは約7Mあります。
 室内に柱は立てず、太い梁と壁と一体になった柱で重みを分散させて支える構造で、秋田県の県南地方によく見られる形式です。昭和30年代の初めに円筒形のステンレス製大型タンクを導入したため、残念ながら中まではご案内できませんので、説明は外観のみ。
 特徴のひとつは、蔵の屋根が外に面していないこと。全体を大屋根で覆って「内蔵」のようになっています。お酒を寝かせるための保温と積雪時の除雪(雪下ろし)という二つの利点を追求した結果です。もうひとつは扉で、四重構造になっています。一番内側に格子戸、次に板戸が二枚、一番外側はギザギザのついた分厚い土蔵扉です。扉の開け閉めだけで室温調節をするための工夫と、火災のときでも火の粉が中まで侵入しない工夫(ギザギザ)がされています。
 100余年の年月を経てもビクともせず、いまだに現役で使われている重厚な蔵。本当に昔の人は「いい仕事」をしたと感心させられます。(総務 M.S)

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