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白壁と天窓 −蔵探検記 (6)−
2008年04月16日
a9bbf51a.jpg 出荷場の横を通って奥へ進んで行くと、両側が高い白壁になって通路は一層狭くなります。明り取りの天窓から外の光は入って来ますが、足元は薄暗いまま…。
 左側の白壁は「1号蔵」の壁面です。土蔵造りの蔵の壁が奥に向かって一直線に伸びており、上を見上げると蔵の屋根が外に面していないことが分かります。蔵の屋根の上に、もう一段「大屋根」がかかっているのです。
 お酒を寝かせておくための蔵。温度変化を一番嫌うお酒にとって、土蔵造りだけでも温度変化にはそれなりに強い構造になりますが、屋根を二重構造にすることによって、更にその効果が高まります。
 もうひとつ、湯沢は秋田県内でも有数の豪雪地帯。冬場には一晩で膝丈ぐらいの雪が降り積もることも多々ある土地柄です。このため冬の間に「雪下ろし」という作業が必要になります。屋根伝いに歩ける構造にすることで、雪下ろし作業がしやすくなるというメリットもあります。
 蔵全体を大屋根で覆うことにより、保温効果と作業効率化という二つのメリットを考えた構造。昔の人の智恵の結晶です。(総務 M.S)

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