両関ブログ     
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2008年10月



本日の酒蔵 〜仲添〜
2008年10月31日

18号仲添18号仲添 拡大







今日は、仲添の仕込みです。
昨日は仕込みをお休みする「踊り」の日でした。

昨日のタンクに今日は更に麹、蒸し米、水を投入。
それでもタンクの中ほどまでしか量は入りません。

何となく「どぶろく」っぽく見えますね(´- `*)

まだ表面に水が上がった状態ですが、午後には少し米が膨れた状態を確認できると思います。

明日は最後の仕込みの日です。
(by yoko )



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本日の酒蔵 〜踊り〜
2008年10月31日
18号踊り18号踊り (2)







昨日仕込んだモロミです。
初添えの翌日、仕込みはお休みの日です。

「踊り」と言います。
拡大した写真、分かりますでしょうか?
泡がふつふつと出始め、踊るようにモロミが動き始めます。

昨日とは表情が変わり、何やら生き物のように動き始めるのですΣ(・ω・ノ)ノ

これで酵母菌が元気に活動していることが目で見ても分かります。
あとは大丈夫。明日続きの仕込が出来ます。

まだ、タンクの底のほうに少し入っているだけなので、まだまだ量が少なく、
モロミと言うにはちょっと頼りない感じですが、明日は更に量が増えて
徐々にモロミらしくなります。

仕込みは毎日連続して続けられますから、今日は隣のタンクにも初添えの
仕込が有りました。
こうして一本のタンクを四日掛けて仕込んでいきます。

明日は「仲添」の様子を・・・(・◇・)ゞ

(by yoko )


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本日の酒蔵 〜初添〜
2008年10月29日

ちょっと時間が空きましたが、昨日の続きです。

麹が出来上がると、酒母造りが始まります。
「酒の母」ってすごい名前ですね。
でも、その名のとおり、お酒のモトになるもので、アルコールをつくりだす酵母菌を大量に培養したものです。
酒蔵では“酛(もと)”とも呼びます。

この酒母の様子はまたの機会に。。。

今日は、ちょっと端折って仕込んだばかりのモロミの様子をお伝えします。


         18号 添        18号添PM

「初添はつぞえ)」と言います。
タンクの底のほうに僅かに見える液体。
中身は、出来上がった酒母、水、麹、蒸し米です。

一日目の仕込みです。
今日はこれだけφ(.. )
酒母の量が少ないので、日を追うごとに少しずつ麹や水、蒸し米などの材料を足していきます。

上の写真左は仕込んだ直後です。まだ、表面は水っぽい状態です。
(タンクの中に入っている棒は、櫂棒といってかき混ぜる為のものです。3メートル以上もあります。ちなみにこの仕込みタンクの深さは2メートル30センチぐらいあります。)

右は午後の状態です。3〜4時間経過した頃でしょうか。
米が水を吸って膨張している様子が分かりますでしょうか?

このタンクの仕込みは今日はこれでおしまいです。
明日にはどんな風になっているのでしょう。
ちゃんとふくれてくれると思います。
楽しみです(⌒-⌒)

(by yoko )
  

       


                             



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本日の酒蔵 〜麹〜
2008年10月28日

おはようございます(_ _)

少し涼しくなりました。
まだまだ10月とはいえ 時雨れるほどではありませんね。
でも、北海道では今週 雪の予報が出されているようですね。
少しずつ"冬”に向かっています。
皆さん、風邪などひきませんようご自愛を。

さて、昨日の続きです。

蒸し米が機械から送られる先は・・・まず始めに麹を造るために麹室に運び込まれます。
麹は、お米を溶かしてくれる働きと、でんぷんをブドウ糖に変える働きがあります。日本酒を造るためには欠かせない大切な役割を持っています。
日本酒独特の香りや味を出す働きも。
縁の下の力持ちですねv( ̄∇ ̄)v

丸二日間、麹室(こうじむろ)の中で温度・湿度を上げて管理される特別待遇です。
真冬でも室の中は真夏のような温度。
裸で床揉みする姿はよくTVで見ることがありますね。

三日目の朝に室から外に出されます。
パラパラになった麹は、室に入ったときとは"別物”といった感じです。


   麹 (3)   麹 拡大


ちょっと つまみ食い
ぽそっとした感触で、ほのかな甘みが口に広がります。
噛むほどに美味しく感じます。
甘酒のもとですからね。
香りもホクホクとした栗のような香りです。

麹ができても、酒造りはまだこれから。
少しずつ前進していきます。

(by yoko )

 
  

      



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本日の酒蔵 〜蒸し米〜
2008年10月27日

秋です。
仕込みの季節になりました。

両関の酒蔵でも 既に今月から新酒の仕込みが始まりました。
来月には絞りたての新酒が発売されます(「両関初しぼり」詳細はHPから)。

一般の方は なかなか酒蔵の中までご覧になる機会もないと思います。
そこで、毎日モロミの良い香りに包まれて仕事をしている役得を皆さんにもお裾分けしたいと思います。
・・・香りまでは ちょっと無理ですけど。(⌒〜⌒)

今年は 秋が暖かくて 酒の仕込みにはちょっと厄介ですね。
でも、予定通り 仕込みは始まっています。

酒造りは段階的に連続して進められますから、初めて工程を耳にしてもチンプンカンプンかもしれません。
複雑です・・・('д` ;)
でも、一つの仕込みのパターンを繰り返す作業なので、覚えると簡単です。

今日は、造り蔵3階にある「原料処理室」へとお邪魔しました。

午前8時30分、作業開始と同時に蒸米機が轟音を立てて 米を蒸していきます。
大声を上げないと会話もできません。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


        
蒸米機

しばらくすると、蒸米機の出口から蒸し米がドサッと放冷機に放り込まれます。
熱いままでは他の菌が死んでしまいますから、人肌ぐらいまで冷まされるのです。
 
   
            放冷機    蒸米機出口
       

こうして冷まされた蒸し米が機械から出てくるまで僅か30分余り。
早いですねぇ〜。オオーw(*゚o゚*)w

次々と蒸し米が送り出され、それぞれの工程へと運ばれて行きます。
見ていると面白いくらい 蒸し米がどんどん機械から出てきます。

お米の蒸し上がる甘い香りが辺り一面に漂っています。
美味しそうです。(⌒-⌒)

・・・続きはまた明日・・・

(by yoko )


  



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平成20年清酒鑑評会
2008年10月20日
IMG_4202のコピー10月16日平成20年秋田県清酒鑑評会の褒章と一般公開が行われました。
結果は、吟醸酒の部で優等賞。純米酒の部で最高賞の秋田県知事賞主席を受賞いたしました。また、秋田県総合食品研究所醸造試験場長賞に杜氏の武石廉太郎が選ばれました。
この品評会には、県内38の蔵元から吟醸の部・純米の部そして市販酒「秋田酒こまち」使用の酒三部門に計187点が出品されました。その中で、吟醸酒の部6銘柄、純米酒の部3銘柄合計9銘柄が知事賞に輝きました。(今回、秋田酒こまちは審査対象外)
今回の受賞を励みに、一層の努力をし、皆様により良い商品がお届けできるよう頑張ってまいります。
益々のご愛顧、よろしくお願い申し上げます。         (営業 一杯やっか)

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ちょっとだけ健康の為に1
2008年10月17日

今日は比較的暖かかったですがこれから寒くなってきますね。
私の大嫌いな冬がやってきます
寒いのが苦手で冬は手足が冷たくなってなかなか寝付けない
という人も多いかと思います。
そんな人にお勧めなのが「丹田温熱法」です。
名前は勝手に私が付けたのですがこれは昔
整体師の先生に教えてもらった健康法です。

湯たんぽ
やり方は簡単。まずは薬局で写真のような
湯たんぽ(レンジで温めるタイプ)を買ってきて
レンジで温めます(温め過ぎにご注意!)
あとは仰向けになり、おへその下3cmにある
丹田という場所に湯たんぽを置くだけです。
たったこれだけのことで体中がもの凄く温まります。
おへそまわりには太陽神経叢という場所があり
ここには体の中では脳の次に色々な神経が
集まっているそうです。

ですのでここから全身に湯たんぽの熱が行き渡るのだと思います
太陽神経叢を温めることで自律神経が安定して深いリラックス効果も
あるそうです。是非ともお試しください。
(総務・トム・ヨーク)



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湯沢の名水・力水
2008年10月16日

今回は全国の名水100選にも選ばれている力水についてお話します。
湯沢は古くから水と緑に恵まれた佐竹南家の城下町で、力水は
当時の殿様に「飲むと力の出る水だ」と愛飲されていたそうです。
その影響で昔から力水は市民の間でも愛されていて   力水3
今でもなお、水汲みに来る人が絶えません。
湯沢市民の方だけではなく県外からわざわざ
汲みに来る方も多いそうです。
日本酒の80%は水で出来ていると言われています
のでここ湯沢市が酒造りが盛んなのも当然だと思います。
写真の力水を大きなボトルを持ってきて汲んでいる
光景は湯沢ではもうお馴染みのことです。
江戸時代でもこれと同じような光景が
あったと思うとちょっと感慨深くなりますね
両関のお酒は力水の伏流水を使っているお陰で
湯沢でしか造れない繊細で力強い日本酒が
                出来ます。
                (総務・トム・ヨーク)



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今夜の肴は〜カボスで一杯〜
2008年10月14日

先日、大分から大量のカボスが届きました!オオーw(*゚o゚*)w

カボス

   
   大分名産のカボス。新鮮採れたてのカボスです。
   湯沢では最近でこそ時々スーパーで目にしますが、なかなか
   手に入らない一品です。

   昨年の秋田国体に続き、本年は大分国体が開かれ、とても身
   近に感じる大分県。


その大分県庁前で郷土料理のお店を営むご主人とは随分長いお付き合いになります。
が、一度もお会いしたことがないという不思議なご縁です。(⌒-⌒)
地元では、かなり名の知れたなお店のようです。

毎年欠かさず、楽しい年賀状や解読困難な大分弁の暑中見舞いを下さいます 

頂いたカボス。早速食べてみようと思ったのですが・・・。どうやって料理するんだ???
まさか、そのままかじる物でも無いだろうし・・・( ̄▽ ̄;)

冷用酒   取りあえず、冷用酒に入れてっと。ん〜いい香りです
   せっかくなので、何か料理に添えてみたいなぁ・・・
   で畑に食材探しに行ってみました。

   ありました!
   もう秋だというのに、葉の落ちた枝にしがみつくようにしている
    トマト

   真っ赤です。美味しそうです (^∀^)
   ドレッシングという手がありましたね。

   オリーブオイル、塩、コショウ、カボスの果汁!
   アクセントにベーコンをカリカリに炒めてトッピング。

更に、近くにひそかに顔を出した舞茸 発見!! 
気を付けないと、踏んづけてしまいそうなほど地面に同化しています。
三年ほど前から栽培している我が家の秋の楽しみです ( ̄ー ̄)ニヤリッ

酒蒸しにして、カボスをキューッと絞って頂きました。・・・オイシー!

トマトの実トマトと舞茸

 








写真がイマイチですが、、、
まだまだいろんな使い道がありそうなカボスです。
大切に楽しみたいと思います。

   ( by yoko  )    




  


  

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今夜の肴は 〜野菜スープ〜
2008年10月09日

    蕪のスープ・1  蕪のスープ・2

 
 沢山採れたからと、二十日大根をいただきました (^∀^)
 ありがたい事です。

 
 長さ5センチほどの小さな大根、といった感じです。かわいらしい姿です。

 
 これを酒の肴に・・・と思いついたのが「野菜スープ」。
 はて、日本酒に合うんだろうか???との疑問も「食べてみたい!」という食欲の前には大した障害にもならず、いそいそと家路を急ぎました 

 
 秋の夕暮れは「つるべ落とし」の如く・・・「つるべ」を知っている人がどれほどいるのでしょう?疑問です φ(.. )

 
 とっぷりと日も暮れ、帰宅時にはもう既に夕食の真っ最中 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
 でも、そんなことはどうでも、とにかくお料理、お料理・・・。

 
 ・・・なかなか煮れません。以外に頑固な二十日大根。春のものとは性格が違うのでしょう。小さいくせに、しぶといです ( ̄‥ ̄)=3 フン

 
 二十日大根の他に、玉ねぎとこれも頂き物の真っ赤なパプリカも一緒にお鍋の中です。
 シンプルにコンソメで味付けを、っと!?固形スープがありません!!
 ・・・で、ちょっぴり中華風になりました (⌒-⌒)

 
 野菜の甘みがとても優しい味になって、秋の夕餉にはぴったりのスープです。
 上の写真は、白っぽい陶器の器と、川連漆器のお椀とそれぞれ別の器に入れてみました。
 
 
 器が違うだけでこんなに印象が変わるものですね w(゚o゚)w オオー!
 和食は目から・・・家庭料理でも器使いを楽しんでみると以外に面白いですね。

 
 心配していたお酒は・・・というと、なんと我が両関の「酒楽会」で妹が「隠し酒」をゲット!(゚ロ゚;)エェッ!? 
 でかした!!

 
 ということで、写真の隅に小さくほんの僅かに見えるのが、その大吟醸酒です('▽'*)ニパッ♪ 
 ちょっと、いただきました。

 
 ふわっと鼻腔をくすぐる吟醸のいい香り
 甘いスープに合うも合わないも・・・。

 
 味覚の秋は食材のオンパレード♪ 
 秋の夜長を美味しい手料理で楽しむのもなかなかいいものですね 
 ますますお酒が美味しくなります 

 (by yoko )
 



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