両関ブログ     
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2008年05月



槽場(ふなば) −蔵探検記(9)−
2008年05月31日
c7663b8d.jpg 5月最終日というのに、朝からあまり気温が上がらず、肌寒い風が吹いています。明日から衣替えというのにこの寒さ、ちょっと気になります。
 見学のお客様には、一号蔵の前でサンダルに履き替えをしていただきます。外から持ち込まれる雑菌をなるべく少なくするための履物交換、生き物であるお酒を大事に守るための「ひと手間」でもあります。ただ準備している履物の数が限られているため、一回にご案内できる人数は30名程度が限界、大人数の団体の場合は分けてご案内せざるを得ません。
 大きなガラス戸を開けて中に入れば、そこは「槽場(ふなば)」。ほどよく熟成したと判断した「醪(もろみ)」を搾る場所です。朱塗りの四角い箱型の機械が鎮座していますが、これは私どもは形が舟に似ているので「槽(ふね)」と呼んでいる、昔ながらの搾り機です。
 中に醪を入れた酒袋を並べて積み上げ、上からギューッと圧力をかけていけば、袋の中には固形分(酒粕)が残り、外に液体分が出て来ます。液体分は絞り立ての生酒で、下の抽出口(槽口;ふなくち)からチョロチョロと流れ出て来る仕掛けです。槽口の真下の床に穴を作り、そこにガラス製の斗壜(丸くてずんぐりした形の一斗壜)を置いて、お酒を受けていました。
 機械搾りが主流となった今ではほとんど使われることがなくなってしまいましたが、当社では見学のお客様に昔の酒造りの様子をイメージしてもらうために、1台だけ残してあります。(総務 M.S)

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木組みの技 −蔵探検記(8)−
2008年05月30日
25ac5cc8.jpg 風薫る五月も残すところあと2日、今日は透き通るような五月晴れになりました。まもなく衣替えの季節を迎えます。ここしばらく国際色豊かなお客様の来訪が続きましたが、今日は見学の予定なし。蔵の中はひっそりと静まり返っています。
 普段、蔵に入ったお客様は、案内人の説明を聞きながら薄暗い通路を進んでいくため、足元に注意が集中し頭上を見上げることはあまりないようです。実は、フト上を見上げると、写真のような「木組み」があちこちに見えます。
 両関の大屋根は一番高いところで5間(約9m)の高さがあります。内部は酒造りのための様々な作業場ですが、天井部分は吹き抜けの構造になっている場所が多く見られます。とくに「釜場」「出荷場」「厨房」…etc。理由は多々あるでしょうが、蒸気がこもらないようにするのが最大の目的だったようです。
 梁や垂木を組み合わせて大きな屋根とその上にかかる雪の重みを支えて行く工法。複雑な木組みがむき出しになっていて、まるで幾何学模様を見ているような形をしています。地震の揺れも巧みに吸収しながら風雪にも耐え、内部の湿気を上手に拡散する構造は、まさに「いにしえの匠の技」といえます。(総務 M.S)

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マル特情報 NO.7
2008年05月29日
fda9e68e.jpg今日のマル特情報は、6月1日におこなわれる「東京優駿(ゆうしゅん)」についてお話したいと思います。
クラシック三冠レースの第二弾として行われる日本ダービーは、イギリスのダービーを模範とし、競争体系の確立と資質向上を図るという意図から、3歳牡馬、牝馬限定の定量の重賞競争として創設されました。
レース名については、1964年に「東京優駿」(日本ダービー)と改称され現在に至っています。
グレード制導入により、G1に格付けされたクラシック三冠レースについて、皐月賞は最も速い馬が、日本ダービーは最も幸運に恵まれた馬が、菊花賞は最も強い馬が勝つと言われています。
また"競馬の祭典"とも呼ばれるダービーは日本のすべてのホースマン(競馬関係者)が憧れる最高の栄誉であると言われます。
ところで…両関の三冠と言われている商品があるのをご存知ですか?
皐月賞は冷用酒…気温が上がりはじめる頃(皐月の頃)に売れだします。
ダービーは雪月花…このお酒はIWSC最高金賞などの賞をいただいた幸運なお酒。
菊花賞は銀紋…このお酒は凄く長〜いロングヒットをしている商品。
今週の東京優駿(ダービー)は、両関のどの商品を飲めば当たるかは当然…わかりますよね(^^)v
(ホークマン)


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募集 プレゼンテーション一般公開
2008年05月29日
ブログ用
秋田公立美術工芸短大の生徒が、授業一環として両関の「七夕オリジナルラベルを製作中」という話題は、以前このブログで紹介してありますが、いよいよラベルが出来上がるそうです。15人の生徒が5チームに別れ、各チーム3種類、計15種類の中から1つ選びます。その、プレゼンテーションを一般の方々に公開いたします。参加したい方は御連絡お待ちしておりま〜〜〜〜〜〜す。 (営業一杯やっか)


■予約が必要です。
  先着50名様限定。
  締切日:平成20年6月12日。定員になり次第締め切ります。
                 御予約の際は、氏名、連絡先、参加人数をお知らせ下さい。
                ■予約先:両関酒造株式会社 電話:0183−73−3143

                ■日時:平成20年6月14日(土)13:00〜16:00
                ■場所:湯沢酒造会館 2階ホール
                 お車の方は、駐車場がありませんので、
                 両関酒造へ駐車し、おいで下さい。
                                

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オランダからのお客様
2008年05月28日
1a2b69a7.jpg 昨日は「チューリップと風車の国オランダ」からのお客様がいらっしゃいました。小安温泉からバスで湯沢入り、前森のバス停で下車した皆さんは徒歩で当社へ移動。大きなリュックを背負った、いかにもゲルマン民族という感じの体格の良い外国人の一団はひときわ目立ったようです。
 外国からのお客様ということで、案内役はもちろん製造部の佐藤が担当。メンバーの中に日本人の女性の方がお一人いて通訳も可能でしたが、その方のご希望もあって「直接英語で見上げて説明しながら」のご案内となりました。
 最初は薄暗くて怪しい雰囲気の酒蔵に戸惑い気味の様子でしたが、時折英語のジョークを交えた佐藤の説明で徐々に和気藹々となり、様々な質問が飛び交いました。オランダはハイネケン・ビールの母国ですが、皆さん一度は日本酒を飲んだことがあるそうで、鴨居にぶつかりそうになりながらも売店での試飲を楽しまれていました。ここでもIWSC最高金賞は話題を独占。
 実は、お一人だけの日本人女性の方が2日前にご結婚。相手の男性がオランダ人で、皆さんは結婚式にはるばる駆けつけたお友達の方々でした。帰り際には、案内への御礼ということで、佐藤へオランダのスウィーツのプレゼントまでいただきました。そういえばピッタリと寄り添っていた(新婚ホヤホヤの)お二人・・・末永いご多幸をお祈りします。(総務 M.S)

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笑ってコラえて!
2008年05月27日
4dfecfd9.jpg 所サンの「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」という番組。皆さんご存知だと思います。
 「日本列島ダーツの旅」「路線バスの旅」「街角インパクト人間を探せ!」などユニークなコーナーで有名ですが、この番組の「全国観光課長の旅」という企画で、ナント!湯沢市が見事当ったそうです。
 24日(土)その取材スタッフが当社を訪れました。湯沢市内には素敵な観光ポイントがいくつかありますが、当社の蔵もその一つに選ばれました。明治時代から100年以上も大切に守られて来た酒蔵、昨年国際コンクールで最高金賞を獲得した「純米大吟醸 雪月花」などなどネタは豊富です。
 番組の雰囲気そのままに、明るくノリノリのスタッフの皆さんと2時間ほどお付き合い。楽しい時間を過ごすことができました。そのときのインサイダー未確認情報によれば、“アマゾンへ行った足立ディレクターは、どうやら帰国したようです”。
 来月もう一度取材に来るそうで、オンエアは7月の予定とのこと。番組の中でどのように紹介されるか、乞うご期待…。(総務 M.S)

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ドイツからのお客様
2008年05月26日
e59d53b4.jpg 23日(金)ドイツ大使館から見学のお客様がお見えになりました。
 Dr.Barbara Kosakさん。ドイツ大使館参事官で食糧農林消費者保護ご担当のコーザック博士です。通訳の方と一緒に、酒蔵の中をひととおり見学。案内役は当社製造部の佐藤が担当。当社では、外国人の方が見学にいらっしゃったときの案内は佐藤と決まっています。その理由は「英語でも案内できるから…」。
 酒造りには特殊な専門用語が多々あります。「酵母」「麹」「醪」…etc。これらはベテランの通訳の方でも、どう訳せばいいのか戸惑う場面もしばしば。そんなときは案内役が直接英語で語りかけた方が早い場合もあります。この日も、大部分は通訳の方を通じて説明しましたが、難解な部分は直接会話。時にはドイツ語も交えての説明となり、大笑いするシーンもありました。
 ドイツは言わずと知れたビール王国で、ワインも有名です。博士はご専門の関係から、酒米、精米、麹、アルコール、ブレンドといった食品関連の説明に興味深そうに耳を傾けながらも、ビールやワインとの製造過程や地域性の違いについて鋭い質問が飛んでいました。今週はオランダからのお客様もお見えになる予定。蔵見学も国際色豊かです。(総務 M.S)

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全国新酒鑑評会金賞受賞しました。
2008年05月23日
17f086a3.jpg さる5月22日、全国新酒鑑評会の一般公開がありました。両関はおかげさまで金賞を受賞しました。これも皆様の叱咤激励の賜物と感謝しております。今年は両関のみならず、秋田県全体が好成績、酒の秋田の面目躍起といったところでしょうか。
 各県の出品酒を唎き酒しているとその地区その地区の特徴が出ていて面白かったです。兵庫県、味の熟した吟醸酒「鈴木京香タイプ」。新潟県、一時のきれいタイプの酒から今年はボディー感たっぷりの「ほしのあきタイプ」。福島県、今年は味の淡麗な「黒木瞳タイプ」。さて秋田は?華やかで味にふくらみのある「しょこたんタイプ」だったかな?

                                   E.coli

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たまごは、悪くない
2008年05月23日
皆さんはたまごは好きですか?
私は大好きなんですが食べすぎはよくないという説を
信じていて一日2個までと決めていましたが専門家によると
一日何個食べても大丈夫だそうです。
実験で一日10個たまごを食べるのを一年間続けた人が
いるそうですが健康に異常は無かったとのこと。
勿論アレルギーがある人は食べない方がいいですが
たまご大好き人間の私には嬉しい情報です。
ちなみにコレステロールは高すぎるより低すぎる方が
危険だそうです。(高すぎるのがいいと言う訳ではありません!)
さぁ、皆さんも今夜あたり両関の酒を使って玉子酒でもいかがでしょうか?
(総務・たっくん。)





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マル特情報 NO.6
2008年05月22日
7074c72d.jpg今日のマル特情報は、タンパク質、塩分を控えながらカロリーをしっかり摂る方法お伝えします。
魚、肉、卵、大豆製品に多く含まれるタンパク質は、不可欠な栄養素ですが、老廃物がでるのでその排泄に肝臓に負担がかかります。だから食べ過ぎるのはよくありません。また、塩分も肝臓から排泄されるので、とりすぎると肝臓の負担を大きくします。
野菜が多めの薄味のメニューというのがおすすめです。
一方、タンパク質を控えたことでカロリー不足にならない工夫も必要になってきます。中でも油は少量で高いカロリーが得られるので、揚げ物にすると簡単にエネルギーが摂れます。また、コーヒーや紅茶に入れる砂糖、生クリームもカロリー補給にうってつけ。タンパク質を抑え気味にしながらエネルギーを十分にとるという難問は、こんなふうにすれば解決できます。
ところで健康情報はここまでで、両関の新商品をご紹介します。
「味わいセット」です。画像にもありますが…お酒が雪月花(純大)720整賈椶醗霙蹐Δ匹鵑任后どちらも金賞受賞の商品!これからのシーズンにぴったりのギフトです…お使いください。
お値段は5250円(税込)
ホークマン


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